武器になる哲学

浅野先生がfacebookにアップしていた「 武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50」という本を読み終わった。

刺激的な内容で色々と考えさせられるところがある。感じたことをメモ。

 

「見送っていい常識」と「疑うべき常識」を見極める選球眼を持つということです。そしてこの選球眼を与えてくれるのが、空間軸・時間軸での知識の広がり=教養だということです

山口 周. 武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.167-169). Kindle 版.

なんだかんだ言ってプロローグが一番ガツンと来たかも。あたらしい時代のデザインを学ぶうえでなんで哲学・教養が必要かがものすごくコンパクトにかかれている。

上記で引用した常識に対する相対し方については「Aのことが分かる為にはBやCとの関連性が分からない」ということにも通じ腹落ちした。

アーレントは「分業」という点に注目します。ユダヤ人の名簿作成から始まって、検挙、拘留、移送、処刑に及ぶまでのオペレーションを様々な人々が分担するため、システム全体の責任所在は曖昧になり、極めて責任転嫁のしやすい環境が生まれます

山口 周. 武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.1402-1404). Kindle 版.

ホロコーストをアイヒマンがどのよう設計したか。「分担」させることで、自分は全体の作業の一部を担っただけという意識になり、良心の呵責に苛まれないというもの。

怖い話だと思いつつ,

そういった事に限らず、多くの仕事は階層に別れ分担されており、全員が責任を分散しあっているということについて誰しも心当たりがあるように思える。

企業の炎上案件というのもこれと同じ感じで起きているのではないかと思った。だれが見てもヤバイ案件など、どこかで指摘が入りそうなものだと思われがちだが「企画したのは自分ではない」「自分が作ってるだけ」「最終決定するのはクライアント」という意識がどこかで働き、最終的に世に出てしまうのではないか。

他にも色々あるけれど、疲れたので今日はここまで。

大阪で活動しているフリーランスのWEBディレクター。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です