Xデザイン学校 マスターコース 5回目

8/3(土)はXデザイン学校。今回は大手食品メーカーへの新規事業提案の中間報告を行いました。
僕たちのチームは大手食品メーカーがマンションデベロッパーとが協業して行う、マンションと一体化した食事・洗濯・掃除などの家事代行サービスを提案しました。
共働き世帯の増加や、複業・副業の増加とそれに伴う学び直しの必要性の高まりなどを考えると、一定の需要はありそうだと感じていましたが「弊社がやるよりも、マンションデベロッパー様が単独でやったほうが良いのでは?」という虎、、じゃなくてメーカーご担当者様のコメントで、今回もノーマネーでフィニッシュ。
とはいえ、まだ中間報告の段階ですので最終提案に向けて、何度も練り直しをすすめたいと思います。

今回の提案内容はコアになる部分が「マンションデベロッパーと組むのも有り」「東京の、子あり共働き世帯では家事代行を普通に使ってる」といった講師の佐藤さんのアドバイスに基づくものだったため、当初、個人的にはこの方向で進める事にあまり乗り気ではありませんでした。
それを、チームメイトに相談したところ、全員が同じような事は感じてはいることが確認でき、その上で「発表目前までテーマを詰め切れなかった自分たちの力不足、中間発表に向けてまずはサービスの内容を詰めよう」「アドバイスをサービスの落とし込めるかは自分たち次第」という方針を確認しあいました。
そういった経緯がありつつ望んだ今回ですが、やってみると予想以上に得るものがありました。

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『意味のイノベーション』コミュニティミートアップ

昨夜は第一回『意味のイノベーション』コミュニティミートアップに参加してきました。
Xデザイン学校で学ぶなかで生まれた疑問を解決しようとしてたどり着いた意味のイノベーションですが、書籍を読んで、安西さんを筆頭に色々な方の解釈を聞き、自分でも考えることで少しづつ消化できているように思えます。
なによりもこういう場を作っていただた 井登 友一 (Yuichi Inobori)さんに感謝です。

安西さんのお話を伺うのはこれで二度目ですが、やっと理解が追いついてきたように思えます。自分がビジネスとテクノロジーの言語でものを捉えていることがよくわかります。

本條先生のお話も学びが多く、コンテクストを剥がすことで一般化する科学と異なり、コンテクストを重ねることで一般化していくのが意味のイノベーションのプロセス、という仮設は意味のイノベーションを理解するうえでの助けになりそうです。

またみなさまのLTも深い洞察に支えられていて感服するばかりで自分の考えの浅さを痛感しました。
私のLTはみなさまのものと比べるとサービスエリアのお茶くらい薄〜いものでしたが(メタファー)それでもこの短期間で意味のイノベーションをインストールできたのでチャレンジしてよかった。
(お名前失念してしまいましたがヤマハの方のLTが興味深かったです。)

幸運にも4D Conference 2019が10月に大阪で行われるとのことなので、それまでにさらに自分の理解を深めておこうと思うけど、、まずは足元の課題に戻って熟考が必要かな。。。

Xデザイン学校 マスターコース 4回目

先週末のXデザイン学校では、現状考えている新規事業の概要を発表しました。

来週の某大手食品メーカーさんへの中間報告で撃沈する予定だったところを、前倒しで撃沈できたのは良かったのですが、、冷静に考えるとかなり失礼な計画をしていたので、今回の一番大きな反省はそこだと思っています。
自分は昔からそういうリスペクトが足りない。

課題の小ささをどうするか

指摘のひとつは課題の小ささ。(浅い事と狭いこと両面を含む、小さい、だったと理解。)
解決しようとしていることが「我慢や少しの工夫でなんとかなってしまっている程度の事」という指摘。10年後に「あぁ、あのサービスがあってよかった」と思ってもらえるか。

小さい課題を解決するお仕事というのは世の中に沢山あるので、言葉だけを捉えると釈然としないところもないわけではないが、そもそもは今回の課題の趣旨や規模感にマッチしているかどうか、ということだと思っている。大手の食品メーカーが、新規事業として取り組むべきか、リソースを掛けるべきか。(影響力のある市場における製品のバリエーション企画がテーマではない。)

課題の質については前々から悩んでいたところで、そもそも当事者でもない人間が、強い痛みを発見して共感し、解決しようとできるんだろうか?など。
最近直接お話を伺った会社の方々も自分自身(もしくは身近にいる人間)の体験からそれを解決しようと、強い意思で、事業に取り組んでいらっしゃる感じがしている。まぁ、これは自分が進む方向に関する話なの一旦おいておきます。

また、調査対象と同化すると、小さな課題を実際よりも大きなものに誤認するリスクがあるということが実感できたのは良かった。そら、自分が解決してほしいことなんだから、無意識にその必要性を補強するわな。
と書いたものの、これは一つ前の段落で書いたことと矛盾していそうだが、無理に整理せずにこのままにしておく。

大きい課題とはなんだろう?と考えると、個人の話としては、先日お話を伺ったギフモさんが解決しようとしている嚥下障害や、CAN EATさんの宗教や体質の問題で食べられないものを飲食店と共有する、というのは個人の工夫ではどうしようもなく、かつ人生の充実度に大きな影響を及ぼす、深い課題だと思う。

企業の課題として考えると、昨年テーマとして取り組ませてもらった建築業界や、先日お話を伺った電脳交通さんが取り組むタクシー業界など、社会に不可欠なインフラだが人手不足により事業の存続が困難になるというような状況は、かなり強い課題であり、業界全体が抱えているものなので広い課題になりそう。
あとは佐藤さんが仰っていた健康経営など政策の後押しも強いインセンティブになる。

インテリジェンス(諜報)機関の仕事のほとんどは公開されている情報の収集と分析であるとは、佐藤老師の言葉。
見えないものをどう整理するか、、は一旦置いといて、まずIR情報や、企業の課題に関する公開情報を徹底的にさぐるか、、と講義の翌日、淡路島へ向かう明石海峡大橋の上で思ったのでした。

「質と意味が問われる時代における モノづくりの考え方」に参加してきました。

74日は「意味のイノベーション」というキーワードでも知られる、安西洋之さんのお話を聞きにMTRL KYOTOへ。「21世紀のラグジュアリーブランド」という、わりと門外漢なテーマでしたが、そういう事ほど学ぶものが多いです。
角度を変えてみたり、感じでみたり観察してみたりしないと物事というのは見えてこないですね。

質疑応答で、直感的なものを他者と共有する方法について質問したのですが、メタファーを用いたやり方を回答いただき、非常に参考になりました。
この辺りは先日須永剛司教授が仰っていた「芸術の知を科学の言葉で説明するのはやめませんか」といったお話に通じるものがあると感じました。

意味のイノベーションのお話のなか、デザイン思考との違いについても触れられており、

  • 「ユーザーの意見を聞くのではなく、観察する」
  • 「方向を決める直感的な判断」
  • 「審美性が意味を捉える」

といったキーワードを話されてました。

UXDやサービスデザインの手法で観察をしても、結局のところ自身の知識の収蔵庫が空っぽであれば問が立たない、といったXデザイン学校において浅野先生が繰り返しお話されていたことに通じるものがあります。
やはり、この辺は個々のメソッドのどれが正しい間違っていると考えるのではなく、横断的に理解したほうが良いんだろうなと感じましたし、個別のメソッド論に留まらないことがXデザイン学校の良いところだなと感じました。

また、質疑応答において、成功している企業が次のイノベーションを起こそうと思う「キッカケ」についての質問に対し、夫婦生活をメタファーとして「新婚時代にパートナーに喜ばれたプレゼント、10年後も喜ばれると思うなかれ。」と回答されていたのは面白かったです。
常に観察を怠らずにいれば「あれ?ズレてるぞ??」という事には気づけるはずだとのこと。あとはそこで変わろうとするかどうか、、なのですがさすがの例えだなと思いました。

この日のお話を聞いた限りでは、「意味のイノベーション」はデザイナーや経営者の個人的なスキルに依存する部分が大きいという印象を受け、共創・協創という概念についてどういう態度をとっているかについて気になったので、著書を読んでみようと思いました。

市民がデザインを行っていく時代でどうあるべきか~日本デザイン学会の秋季研究発表会に参加~

6月29日と30日はXデザイン学校の浅野先生に声を掛けていただき、名古屋市立大学で開催された日本デザイン学会の秋季研究発表会に参加してきました。
学んだ事をそろそろ目に見える成果として示せ!というメッセージだと受けとめ、気を引き締めて朝6時に自宅を出発しました。

学会なる世界の催しに参加するのは初めてだったのですが、良くも悪くも(?)新しい世界で、色々と新鮮な学びがありました。
1日目の夜に浅野先生が「参加してひとつでも気づきがあればそれでいい」と話されていたのですが、自分にとっては「市民(非専門家)がデザインを行っていく時代に自分がどう関わっていくべきか、という事について考えさせられ、ある程度の答えを得ることができたように思えます。 “市民がデザインを行っていく時代でどうあるべきか~日本デザイン学会の秋季研究発表会に参加~” の続きを読む

課題をいかにして自分事とするか。

昨日はThe DECKで開催された「新規事業の実現方法 0→1編 ~大企業の新規事業あるあると対応~」に参加してきました。

僕は大企業の人間どころか会社員ですらないのですが、企業で新規事業を担当されている方がどういった事を考え新規事業開発をすすめているのか?ということと、Xデザイン学校で進めている食品メーカーさん新規事業提案の参考にならないかと思い参加しました。 “課題をいかにして自分事とするか。” の続きを読む

Beyond MaaS な時代におけるサービスデザイン

6/10(月)はThe DECKで行われた大阪開催 / テーマは未来のモビリティ / Smartphone and Beyond 2019に参加してきました。

電脳交通の北島さん、静岡県の杉本さん、MaaS tech japanの日高さん、三者三様の面白いお話を聞くことができました。(そしてなんと参加費無料で軽食ビール付きという奇跡!)

お話の中で頻繁に「サービスデザイン」「UX」という言葉が出てきますが、それが上っ面のものではなく「〇〇の事例はUXとしては上手く出来てるけどビジネスの視点がイマイチ」という指摘が出てくるなど、サービスデザインに対する理解が深いと感じました。
特にモデレータを務められた角さんと北島さんが話していた「ベーシックインカム的なサブスクで体験が劣化しないか」というのは興味深かったです。それは考えた事なかったなと。

またMaaSというとUberなどのライドシェアから都市のものというイメージが持ちがちですが、日本においてはマイカーに最適化された地方部が高齢者してマイカーで移動できない人が増えていくという問題にどう対応していくか、という側面もあります。
実はMaasが必要なのは地方部なのだけど地方にはお金が無い・・・みたいな話もでており、日本におけるMaaSはどう進めていくべきなのか、これはなかなか難しい課題だと思います。

MaaSは20年前のインターネットの登場や10年前のスマホのような、人々の行動を大きく変える波だと思います。
(特に初期の)インターネットは物理的に移動しなくても色々な事ができるようになったことで人々の行動が変わっていきましたが、MaaS後の世界では移動にまつわるサービスが最適化されることで人々の行動が変わるはずです。
人の行動が変われば、そこには多くの課題や可能性が生まれます。WWWによる時代の変化よりもフィジカルで生活に密接した変化が起こると思います。
前例が無い課題も多いハズですので、サービスデザインやUXDの考え方が必要になってくる場面も数多くるでしょう。そういった場面で少しでも力になれたら良いなと感じたイベントでした。

Xデザイン学校 マスターコース 3回目 カスタマープロブレムの確認

毎月恒例のXデザイン学校へ。
個人的に停滞期に入っており、成長を実感できない笑
昨年とはまた違う苦しみを抱えながらの1日です。

カスタマープロブレムの確認

冒頭に佐藤老師より「幸せの総量を増やすこと」という文脈で、2つのサービスを紹介いただきました。

水平方向型として徳島の「電脳交通」、エコシステム型の例として北海道のサービス付き高齢者向け住宅を紹介していただいたのですが、いずれも自社事業の課題を解決するだけでなく、業界全体や関連する別の事業へ波及することで「幸せの総量を増やす」事につなげているように思えます。

サービス付き高齢者向け住宅の事例は、入居者のQOLを上げるためになにができるかを考え、周辺の事業者を取り込んでエコシステムを構築しているといった事例。生活の環境が変わることで生まれる新たなニーズや課題というのは、MaaS後の世界に通じるものがあると考えながら、興味深く聞きました。

今回のテーマである「カスタマープロブレムの確認」の文脈で考えると、設定した課題が事業者の独りよがりになってないか、ステークホルダーのことが考えられているか、スケールする可能性ががあるだろうか?ということをちゃんと検証し、課題の質を上げましょうね、という事だと理解しました。 “Xデザイン学校 マスターコース 3回目 カスタマープロブレムの確認” の続きを読む

センスメイキング――本当に重要なものを見極める力

思ってたんとちょっと違っていたけど、読んで良かった。

途中、デザイン思考をこき下ろすパートがあるのだけどそこがめっちゃ面白いwそしてわりと同意。
デザイン思考にしろUXDにしろ正しい(とされる)手順で物事を考えれば良いアイデアやサービスが射出成形されるわけではもちろんなく。
正しい(とされる)手順は不安を払拭してくれるけど、それだけでは核心には迫れないということが、この本を読むとよく分かって勉強になった。というか今日び「手法」を身につければ誰でも良い結果を生める、ってものがどんどん減っている。
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Xデザイン学校 マスターコース 2回目 事業コンセプトの立案

事業コンセプトの立案はちゃんとできなかったが、次回以降進めていくための道筋は見えてきたように思える。

そのサービスが最終的に実現する世界をイメージする

冒頭の講義にて佐藤先生よりお話が。事業コンセプトの立案に際してはサービス開始時だけでなく、サービスが発展したときの画をイメージすべし、とのこと。

テンセントが2014年に作成した、QRコード決済を開始した際のムービーでは、単にキャッシュレスで支払いができるだけでなく、サービスの入口から出口まですべてにWeChatが介在するとこまで想定していた。

立ち上げるサービスで課題が解決されることによって、人々の意識・行動がどう変わるか、そこに対してサービスをどう拡張するか。そこまでイメージしないといけない。

特に今回お題をいただいているのは新規市場に対する新サービスの立案なので、、確かにそこまで考えないと意味がないと、、改めて大変なチャレンジだと感じた。

最終発表時に同じような動画を添えるよう指示があったが、テンセントのムービーはWeChatPayによってどんな世界が実現するのか、どう嬉しいのかが表現されていて非常に参考になる。(とはいえ、QRコードによるテーブル会計ができてなにがそんなに嬉しいのか、、、4年前にこの動画をみて自分が理解できたかとうかというと・・微妙) “Xデザイン学校 マスターコース 2回目 事業コンセプトの立案” の続きを読む