Xデザイン学校2018年秋の海外研修旅行@深圳

11/23〜25の間、Xデザイン学校2018年秋の海外研修旅行@深圳に参加し深セン、香港、マカオへ。詳細は後日、まずは簡単な振り返りを。

短期間ではあるが、街をみたり、講師の澤田さんのお話を伺ったりして、日本、というか世界のどの都市も深センと同じことはできないと感じた。

すでに実現している状態を見てしまうと「普通に考えたらそれがいいよね」と思うような事が多いが、それらの多くは日本では諸事情で実現できない、といったことだと思う。ここは苦しい。
ただ、未来のユーザー体験が生まれている(そして死んでいる)街であることは間違いない。
そこから学べることは多いと思う。

深センだけでなく、香港、マカオに同時に行ったのも良かった。
そのコントラストから感じることもある。

深センのお土産話を聞いても多分あまり意味がない。「要はこういうことなんだよ」と説明できるものでもないし、できても次の日には変わっていそう。

主催頂いた浅野先生、コーディネートいただいた佐藤さん、講師の澤田さん、ありがとうございました。
また行きたい。

はじめてのwechatpayでのお買い物。おねえさんがテンション高く教えてくれました。ここは相手QRをスキャンして送金するパターン。個人商店はたいがいこれ。

夜の老街。買い物してるのは若者ばかり。みんなホワイトカラーだそうです。

澤田さんによる講義。

モバイルバッテリーのレンタル。借りた場所以外でも返せる。

F5未来商店。ロボットが作ってくれるみたいなイメージだがインスタント食品だった。
裏でおっさんがオペレーションしてるかどうかは不明w


電車のきっぷもwechatpayで買える、が、これは全然便利じゃない。現地の人はアプリかカードで載ってるっぽい。


恵文社みたいな本屋。ジャズレコードが充実してた。


フリマっぽい。クリエイターごとに工夫されたQRコードを作ってる。


ここはSANYOとの合弁会社の工場跡地。


イルミネーションを見に少年宮駅へ移動。深セン書城はもっとちゃんと見ればよかった。他の方の写真をみて後悔。


改革開放40周年のイルミネーション。すんげー。改革開放バンザイってなるわなー。


晩ごはんはみんなで火鍋。アプリで順番待ちの札を取れる。自分の順番に間に合わないと到着から3番目に回される仕組み。この店独自のサービスではない(はず)。待合室にはお菓子と無料のネイルサービスが。


最終日はひとりで深センをぶらり。とんでもなくデカイというか重量感のあるビルとオブジェ。証券取引所。この建物が一番インパクトあったなぁ。。


アリババのスーパー。「盒馬(フーマー)鮮生」。ここが一番インパクトあったかなぁ。


んで、高速艇に乗り込みマカオへ。雨のマカオは人多すぎ歩道狭すぎでカオス。


単純比較できるものではないけど、さっきまでいたフーマーとの違いがすごい。

香港のショッピングセンターのイルミネーション。ジャンプするとイルミネーションが反応する。楽しい。

時間が前後するけど、老街ではこういう串焼きみたいなのを食べてる人が多かった。30串ってことは何人かでシェアするんだろうね。

 

Xiaomiの旗艦店。このあたりはちょっとお金持ってる人が歩いている雰囲気。

 

深セン大学から見たやたら高いビル。なんのビルか未だにわからない。この辺をあるきながら澤田さんから聞いたお話が一番おもしろかったかも。

 

深センは電気自動車が多い。緑のナンバーが電気自動車。手前に写ってる3台はすべて電気自動車じゃなかろうか。 ガソリン車と電動車で年間に発行されるナンバーの発行枚数が異なるらしく、すぐ乗りたいなら電動車、、みたいなコントロールをしてるらしい。 充電ステーションに関しても発想がすごい。ショッピングセンターの横に高出力の充電ステーションを数百台まとめて作ってしまう。変電所もその横に作るらしいw

Xデザイン学校 7回目 ストーリーテリング

5月からスタートしたXデザイン学校も、気がつけば残り二回。まさに「光陰矢の如し」。「学成りがたし」を痛感する今日このごろです。

当初、Xデザイン学校へはUXデザイン(おそらく当時の私の認識では成果物を改善のためのUXのなにかw)を学ぶつもりで来たのだけど、今では起業家としてとても大切な視点を学んでいる、くらいに感じてる。
今回は冒頭で、いくつかのビジネスモデルの事例をお話いただいたが、兎にも角にも自分には知識の収蔵が足りていないと痛感。
それが無いとそもそも問いが立たない。
問が無い状態で、サービスを考えようとすると、これを使って何をしようかみたいなアイデア大会になってしまう。
例えば「ビッグデータ」「AI」「ドローン」とか。

まさに

ってやつですな。

今回も自分たちのサービスをめぐる議論のなかで「このサービスから取得したデータを使って〇〇しよう」みたいな話に流れてしまい、あぁ、きっとこれは前前前世からの呪いのようなものなんだろうと感じた。

ユーザーインタビューにおける呪い

呪いといえば、前日に行ったユーザーインタビュー(2回目)でも同じような事が。

「なぜなぜ5回」の話などを事前に確認していたのに、どうやっても「そのときどう思いました?」「それをしている時はどんな気持ちなんですか?」とか聞いてしまう。
メンバー全員がどうやってもそっちに流れる(笑

「ダイレクトに答えを聞きに行ってしまう」と誰かが言っていたけど、まさにそういう感じだと思う。

これはインタビュイー的にも実に答えにく、うまく答えようとして物語を作ってしまう、、と聞かれながら感じていた。
同じくインタビュイーだった森田さんも同じような事があったといっていたので、これも呪いのようなものなんだろうw

とはいえ、そういった反省をインタビュー中に都度確認して軌道修正していったこともあり、2回目のユーザーインタビューを元にした上位下位分析では前回と比べると格段に本質的な価値に迫れたと思う。
インタビュイーの感覚として前回は「自分の思ってる自分ってこんな感じやな~」と思ったが、今回は「おお、俺はこんな事思ってるんのか・・」と感じた。

やっぱ一回じゃわからんね。

バリューシナリオとアクティビティシナリオ

今回教えて頂いたバリューシナリオとアクティビティシナリオは、両方ともこれまで教わってきたサービスデザインの考え方に沿った、非常に強力なツールだと感じた。

バリューシナリオはユーザー側とビジネス側の情報とってもわかりやすく可視化できるし、アクティビティシナリオは、思い込みのユーザー環境を一度取っ払って評価できる。

普段やってる事に近いせいもあるかもしれないが、サービスデザインってなんだろね?ってことの理解ができているから、すんなり入ってきたのかも。

一回、最後までやってみるしかない

発表まであと二回。正直わりとモヤっとしている部分があるのだけど、ここからの軌道修正はほぼできない、と感じている。

先生に釘をさされたが、こっからサービスのかたちを変えると、アイデア勝負になってしまいこれまでのプロセスが無駄になってしまうだろう。

正しい方法でこれをリカバーしようとすると、、さてどこまで遡ろうか・・・と。。

ここに来てやっと第四回あたりで前回参加者が口を揃えて言っていた「ここが最後まで響く」を理解できた。

高橋社長への追加でヒアリングをさせていただいたり、あとはCVCAの記述はしたいと思いつつ、もうこれは最後まで一回通してやってみよう、そして輪回してまた来年同じ場所に戻って来ようと思ったのでした。