初心忘れるべからず。
(画像は「禅マインド ビギナーズ・マインド」より)
昨年のベーシックコースに引き続き、今年はマスターコースでの学びが始まった。
今回は精神的ダメージが少ないな・・・と思っていた矢先、浅野師父より「過去の成功体験に捕らわれている、アンラーンできていない」との指摘をいただいた。
昨年のベーシックコースで学んだこと、今年度の開講までに自分で得た知識、ディレクターとしてのスキル、など手持ちのカードを使ってうまく結果を出したい、という姿勢が見えていたのだと思う。
自分はわかっていない、ということを忘れていた。これは相当恥ずかしいが、新たなスタートにおいてとても的確な指摘をいただけたと思う。(コイツ相当ヤバイぞ、と感じられたのだと思う。)
マスターコースはマスターのためのコースではなく、マスターに近づくためのコースだ。
自分はその山を登り始めた、ということを改めて認識したい。
(いまのところ頂上が見えていないのだけど)
今回の講義について
マスターコースではベーシックコースのワークショップ形式の講義とは異なり、各チームに進行スケジュールや手法がある程度委ねられており、より実戦にちかい形式となる。(この手法で分析しなさい、とかではない。)
今年はハウス食品さんにテーマを頂き、ハウス食品さんの3年後のビジネスを考えていく。
第一回のテーマは「課題の抽出 」。
ハウス食品さんより現状についてオリエンをしていただいたのちに、各チームに別れて課題抽出をした。
良かった点は、製品ではなくユーザーの変化や、食事や調理に何がもとめられているのか?といったことを中心に整理しようとしたこと。あと、一応問いは立てた、、つもり。
悪かった点は、誰でも知ってる現状を整理したにすぎず、また変化する状況にどう対応するか、という方向になってしまっていたこと。(焦点化もできていない。)新しい価値を提示し、ユーザーの行動を変化させる、といった視点が欠けていた。
今後は、食事そのものについて深掘りしユーザーは何が嬉しいのか探り、そこに対してハウス食品さんがどういった形で新しい価値を提供できるか考えてみたいと思う。
(日本の食事だけを見るのではなく、海外の食事についても調べてなければいけないはず)
ただ、本当にそれでいいのだろうか?というモヤモヤ感はある。
何を考えるかを考えないといけない、というのがマスターコースの難しいところ・・・。
佐藤先生からは「ハウス食品が実は「何業」なのか、考えてみてください。」というアドバイスをいただいているので、一度、昨年の講義を振り返りつつ、チームメンバーに相談してみたい。
大阪分校について
昨年よりも明らかに人数が増えていて驚いた。
なんというか、学びの場が発展していく時期に立ちあっていることを嬉しく思った。いつも思うが自分は幸運だ。
ベーシックコースで学び始めた時のように、改めて初心者の状態に戻り、もう一年間学んでみたい思う。