先週はうっかり家族旅行の予定をいれてしまい参加できなかったXデザイン学校。進捗を共有してもらいつつ、直近で行ったインタビューの分析を別日に行いました。
立場の異なる人達が同じ目線でモノゴトを考える
内容としては、インタビューの内容をKAカードにまとめて価値マップを作成する、といったUXワークショップおなじみの手法。これまでの活動で、ある程度ビジネスモデルやターゲットを絞れていたこと、インタビュー設計をこれまでより丁寧に行ったためか、これまでよりも手応えを感じることができました。
UXDやデザイン思考とよばれるものは単なる課題発見やアイデア出しの手法ではなく、異なる領域のプロフェッショナルや立場の異なる人達が同じ目線でモノゴトを考えることができる、というところに価値があると考えています。
今回の短いインタビューの分析においても、同じ事象に対して、メンバーそれぞれが異なるユーザーの声や価値を感じていたのですが、KAカードで視覚化することで「違っている事」「共通している事」をメンバー間で把握することができ、スムーズに抽象化に進めることが出来ました。
デベロッパーエクスペリエンス(DX)のお告げ
といった感じで、、生活者の価値を探るUXD的な活動をぐいぐいと進めていたのですが、、、
「プラットフォームを……考えるのなら……UXだけなくDXを考えるのです……」
と、いった神のお告げがあり軌道修正。
今回のインタビューや公開されている情報をもとに、ターゲットの価値を充足できそうな、利用しそうな既存の製品やサービスはなにか考え、そこに対するプラットフォーマーとしてのビジネスモデルを考えて行く事としました。
マスターコース初回から提示されていた某食品メーカーが実現しないといけない事(プラットフォーマー、ゲームチェンジ)を起点に考えていなかった事を反省しつつ、またこのタイミングで数ヶ月前に佐藤老師からいただいた「もっと大きなスケールで考えるんや」というアドヴァイスが理解できたように感じました。
(とはいえ、お告げをメンバーみんながすんなり理解できたのは、この数ヶ月の講義や自主筋トレの成果かなとポジティブにも感じてみたり。)
変数が多い状況だと、どうしても自分たちで理解できそうなところの深堀りでぐるぐる回ってしまいそうなのですが、この規模のビジネスモデルを考える課題であれば、一旦エイヤで変数を埋めてみて考えるのが良い、というかそうしないと勿体ないですね。