Xデザイン学校大阪分校マスターコース 振り返り会

3/7にXデザイン学校大阪分校のマスターコースの振り返り会を行いました。
当初はコロナ騒動で延期になったXデザイン学校の説明会の日にみんなで集まって、、という話で進んでいたものの、さらに事態が変わりオンラインでの開催にと、二転三転しながら、なかなかに充実したものに。

他のチームの経過や、どんなことを考えていたのか知ることもでき、非常に勉強になった。ご協力いただいた佐藤さん、一緒に振り返ったみなさんありがとうございました。

われらのチームの振り返り内容

1年どんなことをやってきたかの「思い出し」を行ったあとにおなじみのKPT法で振り返りを実施。下記のような結果に。

今後も継続したいこと(Keep)

  1. ビジョンを大きく設定したこと。
  2. UXDの手法が身体化できた。
  3. 失敗を恐れずにアクションを起こせたこと。

1については、「ビジョンは大きく」と指摘を何度かうけていて、いまひとつシックリ来なかったのだけど、最終的に『みんなで作ってみんなで食べる世界をつくる』みたいなビジョンを掲げてみると、そこに至るまでにどういうサービスを展開すべきか、という視点で考えることができる。これを体験できたのは良かった。

2の「UXDの手法が身体化できた」については、今回試行錯誤するなかでUXDの手法を自分たちで選んで使っていったので、何を目的としたツールなのかの理解が進んだ。
構造化シナリオなど昨年は「なんでこんなことすんねやろ?」だったのが、アイデアを分解して評価することで、効果的な意思決定をサポートすることはもちろん、アイデアから属人性を剥がす効果があることもわかった。

改善が必要だと感じたこと(Problem)

  1. リーダーや進行役不在
  2. 仮設をしっかりと立てずに中途半端な状態で、評価・意見を求めたこと。
  3. うまくいかないと、別の事をやろうとしてしまう。

1.については、リーダー不在で意思決定が遅い決められない、あーだこーだ言ってる間に時間が過ぎてしまった、、という反省。
で、そのフワッとした状態で佐藤さんに助言を求めてしまうために、、2.のようになる。
佐藤さんからのアドバイスとして「誰でもいいからチーム内で意思決定者を決めてしまう、その意思決定者が優秀である必要はない。だって実際の会社も、、ねぇw」というのは確かになぁwと思う。
3.についてはKeepの2がない状態だと陥りがちでうまく行かない理由を「やり方が悪い」としてしまう事が多かった。「なぜ、それをするのか」を明確にしてから行動をしなければいけない。

今後取り組みたいこと(Try)

  1. 評価・意見を引き出すために仮設ベースでも一旦形にする。
  2. 役割を決めることでスピードアップ
  3. UXの手法の身体化をすすめるための自主練。

KとPの内容が答えになっているのだけど、テクニカルな面ではこの3点。
あとは、人はどんなときどんなことが嬉しいのかを、常に続ける事だと思う。

オンラインでの振り返り会について

今回オンラインで振り返り会を行った感想も簡単に。振り返りのような手法や段取りが確立されているものであれば、あまりオフラインと変わらない。
段取りをキッチリせざるを得ないので、オフラインよりスムーズな部分もある。事前の準備がちょい大変なところはあるけど、移動するコストと比べると、大した手間ではないし回を重ねればゼロに近づく。

コツとしては、フリートークにしない、発言順を予め決めておく、ってのがわりと重要かなと感じた。
フリートークにすると、話すのが楽しくなってしまって、最終的に何を言ってるかわからなくなるw
意見集約の段取り(KPTとか)を決めておくと、ある程度解決できる。これは小さな声を拾うためにも重要。
また「誰から話しますか・・・」的な虚無な時間がオフラインだと発生しがちなので、それを防ぐのに発言順を決めておくのは有効。
まぁ、、どっちもオフラインでも重要だけどね。

今後

新コロ騒動で今年度のXデザイン学校大阪分校は開講が延期に。引き続き参加しようと思っているけど、並行してUXデザインの手法を身体化するためにUXDワークショップとか草の根活動的にやっていきたいなと思っている。
もうちょい暖かくなったら考えよう。

株式会社ナコード代表。 WEBサービスの事業会社や制作プロダクションを経て2018年に株式会社ナコードを設立。 主にWEBサイト・WEBサービス構築の領域で、UXデザインを活かした課題定義やプロジェクトマネジメントの領域で支援をしています。 人間中心設計専門家。