8/23(金)にUnchainedさん主催の“TOA2019報告会 | KYOTO”に参加してきました。
TOA(Tech Open Air)はベルリンで開催されているテクノロジーカンファレンス。
欧州の「サウス・バイ・サウス・ウェスト(SXSW)」とも呼ばれており、SXSWよりも社会的な課題をテクノロジーでどう解決するかといった視点が強いカンファレンスで、参加された方の話では「あなたは何を解決したいのか?」という問いかけが多いそうです。
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『意味のイノベーション』コミュニティミートアップ
昨夜は第一回『意味のイノベーション』コミュニティミートアップに参加してきました。
Xデザイン学校で学ぶなかで生まれた疑問を解決しようとしてたどり着いた意味のイノベーションですが、書籍を読んで、安西さんを筆頭に色々な方の解釈を聞き、自分でも考えることで少しづつ消化できているように思えます。
なによりもこういう場を作っていただた 井登 友一 (Yuichi Inobori)さんに感謝です。
安西さんのお話を伺うのはこれで二度目ですが、やっと理解が追いついてきたように思えます。自分がビジネスとテクノロジーの言語でものを捉えていることがよくわかります。
本條先生のお話も学びが多く、コンテクストを剥がすことで一般化する科学と異なり、コンテクストを重ねることで一般化していくのが意味のイノベーションのプロセス、という仮設は意味のイノベーションを理解するうえでの助けになりそうです。
またみなさまのLTも深い洞察に支えられていて感服するばかりで自分の考えの浅さを痛感しました。
私のLTはみなさまのものと比べるとサービスエリアのお茶くらい薄〜いものでしたが(メタファー)それでもこの短期間で意味のイノベーションをインストールできたのでチャレンジしてよかった。
(お名前失念してしまいましたがヤマハの方のLTが興味深かったです。)
幸運にも4D Conference 2019が10月に大阪で行われるとのことなので、それまでにさらに自分の理解を深めておこうと思うけど、、まずは足元の課題に戻って熟考が必要かな。。。
「質と意味が問われる時代における モノづくりの考え方」に参加してきました。
7月4日は「意味のイノベーション」というキーワードでも知られる、安西洋之さんのお話を聞きにMTRL KYOTOへ。「21世紀のラグジュアリーブランド」という、わりと門外漢なテーマでしたが、そういう事ほど学ぶものが多いです。
角度を変えてみたり、感じでみたり観察してみたりしないと物事というのは見えてこないですね。
質疑応答で、直感的なものを他者と共有する方法について質問したのですが、メタファーを用いたやり方を回答いただき、非常に参考になりました。
この辺りは先日須永剛司教授が仰っていた「芸術の知を科学の言葉で説明するのはやめませんか」といったお話に通じるものがあると感じました。
意味のイノベーションのお話のなか、デザイン思考との違いについても触れられており、
- 「ユーザーの意見を聞くのではなく、観察する」
- 「方向を決める直感的な判断」
- 「審美性が意味を捉える」
といったキーワードを話されてました。
UXDやサービスデザインの手法で観察をしても、結局のところ自身の知識の収蔵庫が空っぽであれば問が立たない、といったXデザイン学校において浅野先生が繰り返しお話されていたことに通じるものがあります。
やはり、この辺は個々のメソッドのどれが正しい間違っていると考えるのではなく、横断的に理解したほうが良いんだろうなと感じましたし、個別のメソッド論に留まらないことがXデザイン学校の良いところだなと感じました。
また、質疑応答において、成功している企業が次のイノベーションを起こそうと思う「キッカケ」についての質問に対し、夫婦生活をメタファーとして「新婚時代にパートナーに喜ばれたプレゼント、10年後も喜ばれると思うなかれ。」と回答されていたのは面白かったです。
常に観察を怠らずにいれば「あれ?ズレてるぞ??」という事には気づけるはずだとのこと。あとはそこで変わろうとするかどうか、、なのですがさすがの例えだなと思いました。
この日のお話を聞いた限りでは、「意味のイノベーション」はデザイナーや経営者の個人的なスキルに依存する部分が大きいという印象を受け、共創・協創という概念についてどういう態度をとっているかについて気になったので、著書を読んでみようと思いました。