”TOA2019報告会 | KYOTO” に参加してきました

8/23(金)にUnchainedさん主催の“TOA2019報告会 | KYOTO”に参加してきました。
TOA(Tech Open Air)はベルリンで開催されているテクノロジーカンファレンス。
欧州の「サウス・バイ・サウス・ウェスト(SXSW)」とも呼ばれており、SXSWよりも社会的な課題をテクノロジーでどう解決するかといった視点が強いカンファレンスで、参加された方の話では「あなたは何を解決したいのか?」という問いかけが多いそうです。

フードテック

全編通して面白い内容でしたが、現在取り組んでいる「食」の話題、特に最先端のフードテックに関する話題に興味を惹かれました。
フードテックはすでにデリバリーサービスのような第一段階を超えて、infarmのような都市型ファームや、人工肉や人工乳製品を製造する第三段階に入っているとのこと。
野菜は土からとれたものが一番というイメージがあるが、実際は口に入れる人間の健康はもちろん、水資源・輸送コスト・肥料など環境に与えるダメージを考えても優れているように思える。また、僕らが肉を食べるまでに行われる非常に残酷な手法を考えると、人工肉のほうがあらゆる意味でヘルシーで価値のある食事だと考えるのが自然なようにも思えてしまいます。
ただ、これが人間のプリミティブな価値観から遠ざかっていくことに関する痛みはないか?という疑問も生まれてきます。
いずれにしても、これまでの価値観を揺さぶられるような変化が近いうちに身近に発生してくることになると感じました。

ベルリン

人種や年代・障害の有無などのダイバーシティではなく、ベルリンは思想的なダイバーシティが発達している、というお話がありました。

ドイツ、特にベルリンはこの100年で2回も国/都市が崩壊し、従来のシステムにおける固定観念に対する批判が必要となり、そこから北米や中国とは異なる個性的なスタートアップが生まれてきているとのことです。
こういった文化は長い時間で培われた地域の”気質”でありコピー不可能なものなので、日本においては別のやりかたがあるのだろうと思うのですが、いずれにせよ課題を見つける能力が必要になってくると感じていました。

「人間中心設計」から「人間”性”中心設計」へ

ラップアップとしておこなわれたインフォバーン井登さんのスピーチのなかで、こういった表現がありました。テクノロジーをうまく使うための時代が終わり、人間性を最大限に発揮するためのデザインが大切なのでは、といったお話だと記憶していますが、この話は刺さりました。

紹介されていた企業は、何を解決したいのか?そもそも人間性とは何か?どんな生活が豊かなのか?を深く考え、それをどうやってテクノロジーで解決・実現するのかを徹底的に考えているように思えました。

こういった波はいずれ日本にもやってきて「常識」として定着するように思えます。広範囲な知識が必要になってくるため、幅広いコラボレーションが必要になると思い、そういったなかで自分がどう貢献できるのか、改めて考えるキッカケになりました。

登壇者のみなさんが「ベルリンの空気は行かないとわからない。」と身も蓋もないことwをおっしゃっていましたが、実際そうだと思います。
僕もベルリン行ってみようかな(ぼそ)

投稿者: SHUNSUEKE TSUTSUMI

株式会社ナコード代表。 サービスデザインやUXデザインに関する情報を発信中。