打ち合わせの効率化も。ユーザー行動を見える化するマッピング。

今日は支援させていただいているクライアントからの相談で、テレビCMからイベント予約サイトへの誘導施策に関する打ち合わせがありました。打ち合わせに先立って、状況の整理と課題の理解のため、スタッフと一緒にユーザーの心理や行動をマッピングしました。簡易なカスタマージャーニーマップのようなものです。

「TVCM→公式サイト→イベント予約サイト」という導線の中で公式サイトをどう最適化するかがもともとのお題でしたが、ユーザーの心理や行動をマッピングしてみると、それ以外にも注意すべきポイントがあることが見えてきます。

ウェブサイトやSNSの画面キャプチャや写真を貼ることがポイントです。その時のユーザーに見えている世界を参加者で共有しながら検討を進めることができます。海外の刑事ドラマで壁に地図と写真を貼って糸でつなぐアレと一緒ですね。(Detective boardやInvestigation boardという名前のようです。これと言った日本語の名前はなさそうです。)

今回は、イベント来訪後のフォローアップ、自社サイト以外へのユーザーの動き、SNSメディアがどうワークするかなどを検討することができました。

クライアントとの打ち合わせでもこのマップを使用しますが、弊社で把握できている部分とそうでない部分がひと目でわかるので、前提のすり合わせにかける時間が大幅に短縮され、本来議論すべき点に集中することができます。

マップの作成は手間がかからないわりに、実りが多いです。ぜひ活用していただきたいです。

株式会社ナコード代表。 WEBサービスの事業会社や制作プロダクションを経て2018年に株式会社ナコードを設立。 主にWEBサイト・WEBサービス構築の領域で、UXデザインを活かした課題定義やプロジェクトマネジメントの領域で支援をしています。 人間中心設計専門家。