7月12日はXデザイン学校の初日でした。個人的に例年になくぼんやりとしたスタートでしたが、久々に浅野、佐藤両先生のお話をうかがって気の引き締まる思いがしました。簡単に振り返り。
次の世界観 ビジョンを描く事が大事
XDesign学校の説明会(というか雑談)で山縣先生が「こういう時代だからこそあるべき未来を提示しやすい」といった趣旨のことをお話されていたのが心に残っていたのですが、今回の浅野、佐藤両先生のお話を聞いてより一層その気持が強くなりました。
そのためにも、単に観察するのではなく「準メンバーになって自分ごととして捉え、プロトタイピングしていく」ということが大事なのだなと感じました。
概念化忘れるべからず
数人のチームになって、それぞれが得意なことや興味のあることを付箋に書き出し、それらを組み合わせて新たなサービスを考える、、という短いワークショップを行いました。
組み合わせの段階で各要素を概念化して考えれば良かったなと思いました。それを意識していれば傾聴のしかたも変わってきたかなと。
ラダーアップとかKA法をせずとも概念化のようなことは基本的な「少量のメソッド」として身体化しなきゃいかんなぁと感じました。
コロナ禍とオイルショック
浅野先生からコロナ禍とオイルショックを絡めたお話がありました。
コロナ禍とオイルショックとの共通点は、当たり前だと思っていたこと、ぼんやりと信じていたものが短期間のうちに崩れてしまったこと。その結果新しい(でも、実はみんな薄々気づいていた)価値を求めるようになるのも、同じ道を辿りそうです。
過去の日本がは、第1次オイルショックへの対策をもって、第二次オイルショックを乗り越えその後の経済成長につなげたように、今回のコロナ禍も新しい社会をいち早く設計することが大事だと思います。
ただ今回のコロナは年齢や職業によって、うけた影響や受け止め方が大きく異なっているように見え、そういった多様性に対して政府が全く対応できないことが明らかになってしまったように思えます。
浅野先生がwithコロナの社会を「個人責任の社会」を表現されていましたが、社会全体一律で何かを変えていくだけではなく、テクノロジーを使った個別最適化がより一層重要になってくるんじゃないかなぁと、ぼんやり考えています。
今年もよろしくおねがいします!
また今年も多彩なメンバーの方々と一緒に学べることをとてもうれしく思います。最近は良い出会いが多いです。
浅野先生、佐藤先生、参加者のみなさん、これから約半年間よろしくおねがいします!