センスメイキング――本当に重要なものを見極める力

思ってたんとちょっと違っていたけど、読んで良かった。

途中、デザイン思考をこき下ろすパートがあるのだけどそこがめっちゃ面白いwそしてわりと同意。
デザイン思考にしろUXDにしろ正しい(とされる)手順で物事を考えれば良いアイデアやサービスが射出成形されるわけではもちろんなく。
正しい(とされる)手順は不安を払拭してくれるけど、それだけでは核心には迫れないということが、この本を読むとよく分かって勉強になった。というか今日び「手法」を身につければ誰でも良い結果を生める、ってものがどんどん減っている。

最後は「関心を寄せ、気遣いをするために人は存在する」って言葉で〆られてるのだけど、そう考えて楽しく生きたいと思った。

しかし、「「手法」を身につければ誰でも良い結果を生める、ってものがどんどん減っている。」ってさらっと書いたけど、これ大変なことだよなぁ。今どきの学生とかものすごい不安なんじゃなかろうか・・・。理系に寄るのもわかる。なにより普通の親ならそうさせると思う。

株式会社ナコード代表。 WEBサービスの事業会社や制作プロダクションを経て2018年に株式会社ナコードを設立。 主にWEBサイト・WEBサービス構築の領域で、UXデザインを活かした課題定義やプロジェクトマネジメントの領域で支援をしています。 人間中心設計専門家。